選挙必勝バイブル

【地上戦】後援会名簿の作成とおすすめの管理方法|便利なアプリも紹介

  • 2023.02.10

あなたという存在を知ってもらい応援してもらうには、様々な方法で接触することがポイントです。

そのために必要なのが後援会名簿です。

あいさつ回りを続けながら後援会名簿を作り、活動に役立てていきましょう。

本記事では、「後援会名簿の作成と管理」について解説します。

管理のポイントやおすすめのツールも紹介しますので、ぜひお役立てください。

※本記事は、選挙プランナー松田馨氏の著書『地方選挙必勝の手引(増補改訂版)』(2022年9月30日発刊)の内容を、許可を得たうえで使用・引用しております。

後援会名簿を作成して活動に役立てよう

後援会リーフレットを持ってあいさつ回りを続けながら、入会はがきや紹介シートを回収し、それらをデータ化していく必要があります。

住所や名前、電話番号などの情報をリスト化し、いわゆる「後援会名簿」を作って日々の活動に役立てていきましょう。

後援会名簿は「頼み込むため」に必要なもの

後援会名簿は何のために必要なのでしょうか。

それは政治活動期間・選挙運動期間ともに、名簿をもとに様々な手段を使って有権者に接触し、頼み込むためです。

「選挙しつつ組織する」という必勝の極意でもご説明しましたが、連絡先を入手したらあの手この手で接触し、あなたという存在を知ってもらい、応援してもらえるように働きかけることが当選への近道です。

連絡先別の具体的な依頼内容

政治活動期間選挙運動期間
電話番号(固定電話・携帯電話)後援会入会のお礼ミニ集会への参加の依頼など投票依頼投票棄権防止運動など
FAX番号後援会のFAXニュースの送付ミニ集会等のイベント案内・出欠など「内部事務連絡」で選挙期間中の日程を送付など
住所紹介者宅を訪問会員に政治活動用ビラを郵送紹介者に後援会リーフレットを郵送政治活動用ポスターの掲示依頼など選挙はがきの郵送※戸別訪問は禁止されているので要注意
メールアドレス メールマガジン(内容は政治活動)メールマガジン(投票依頼も可)

後援会名簿の管理、どこまでやる?

入会はがきや紹介シートの回収→整理→入力→管理には、大変な労力がかかります。

特に、管理はどこまで何を管理するのかを最初に決めておかないと、管理すること自体が目的になるという本末転倒に陥ってしまいます。

上記の「連絡先別の具体的な依頼内容」を見ながら、入力項目についても考えましょう。

SNSアカウントについては名簿に記入してもらうよりも、あなたの公式アカウントを「フォローしてください」とお願いしましょう。

後援会名簿において、支援者のランク分けを行っておくと後々便利になります。

例えば、献金をしてくれた方をSランク、ボランティアに参加したりと熱心に応援いただいている方をAランクなどです。

こうしたランク分けをしておくことで、例えば選挙戦の最終日にあと一歩のお願いを Aランクの人にしようなどの戦術を実行できます。

入会者ではなく、名刺交換した方の情報については、スマートフォン向けの名刺管理アプリを活用する方も増えています。

写真で撮影するだけで名刺をデータ化できる機能もおすすめです。

3つのシーン別:後援会名簿を管理する方法

ここからは以下の3つのシーンを想定して、後援会名簿を管理する方法を解説します。

  • ひとまず最低限のデータ化をする場合
  • ある程度管理したい場合
  • 本格的に管理したい場合

ひとつずつ見ていきましょう。

シーン①:ひとまず最低限のデータ化をする場合

選挙はがきの郵送など最低限の範囲で後援会名簿を活用する場合は、データを入力しエクセルなどの表計算ソフトで管理するようにしましょう。

シーン②:ある程度管理したい場合

後援会名簿をある程度管理したい場合は、年賀状ソフトの活用がおすすめです。

年賀状ソフトには、最初から郵便番号での入力補助機能や、重複チェックなどがついています。

はがきに宛名を印刷したり、ラベルを出したりという機能も備えていますし、備考欄等を使って集会参加や献金の情報などを書き込むこともできます。

ただし公職選挙法では、年賀状などのあいさつ状の禁止があるため、あくまで名簿管理用として活用してください。

シーン③:本格的に管理したい場合

後援会名簿を本格的に管理したい場合は、選挙の後援会名簿管理に特化した専用ソフト(アプリケーション)の導入も検討してみてください。

おすすめなのは、スマートフォンでもパソコンでも活用できる選挙特化型クラウド名簿地図サービス「ミエセン」

このサービスは、選挙プランナーの大濱崎卓真氏が開発を担当されている名簿管理サービスの決定版です。

従来の名簿管理サービスまたは管理ソフトはパソコンで動作するものしかなく、訪問の記録やポスター貼りの地図落とし、名簿整理などの作業をその場ですぐ行うことはできませんでした。

「ミエセン」は、パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットでも動作するアプリが用意されているため、訪問先ですぐに名簿の更新やポスター貼りの登録などができます。

こうした機能面はもちろん、個人的におすすめできると考えている点が信頼性の高さです。

これまで選挙の名簿管理サービスは、

  • 統一地方選挙前に新たなサービスが発売されるものの、バージョンアップのないままサービスが終了した
  • 契約前には営業電話が頻繁にかかってきたのに、契約後には何のサポートもなかった

といったケースがありました。

大事な後援会名簿を管理するにあたり、サービスが継続されるかどうか、活用するためのサポートがあるかどうかは非常に重要なポイントです。

「ミエセン」は2017年4月にリリースされてから、実に100回を超えるバージョンアップが行われ(2022年9月時点)、サイト上には今後の開発計画も公開されています。

契約後のカスタマーサポートも充実していますし、国会議員だけでなく首長や地方議員の利用者も多いため、今後も継続して利用できる信頼性の高いサービスです。

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