ミニ集会は「政策や思いを有権者に伝える場」
ミニ集会は公民館やその地域の方々が集まりやすい場所を会場とし、数人から30人程度の有権者に対してあなたが自分の政策や思いを語る場です。
「座談会」「語る会」や「タウンミーティング」など、名称は事前運動にあたる文言がなければ特に決まりはありません。
選挙期間中には個人演説会という形で集会を開くことができますが、その予行演習としてもミニ集会は効果的です。
こうした箱物の集会を開くことについては、「動員」と言ったキーワードとともに「人を集めるのが大変」というマイナスのイメージを持たれる方もいらっしゃいます。
ミニ集会への参加のお願い、それ自体が知名度向上につながる
たしかに、ミニ集会を開催するためには、まず会場をおさえる必要がありますし、その上で集会を告知し、参加のお願いをするといった働きかけが必要で手間がかかります。
しかも、人にはなかなか集まってもらえないため、「ミニ集会に時間を取られることよりも、空中戦に力を入れた方が良い」という判断も場合によっては出てくると思います。
しかし実際は、ミニ集会の開催を決めてその成功に向けて活動していくこと自体が、知名度を上げていくのに非常に効果的です。
ミニ集会に参加してもらうためには、告知をしなければなりません。
告知や参加のお願いをするには、
- 電話かけ
- ミニ集会開催地域でのあいさつ回り
- ミニ集会開催地域へのポスティング
- ネット上での告知
などの方法があります。
また、ミニ集会の場として公民館を利用する場合は、その地域の自治会長にあいさつに伺うと良いでしょう。
同時に後援会名簿などをもとに「◯月◯日◯時から、お近くの公民館でミニ集会を行いますので、ぜひご参加ください」と電話でお願いをします。
その方が今回は参加できなかったとしても、そうした参加のお誘いをもらったということは記憶に残ります。
もし行けなかった場合には多少の申し訳ない気持ちも残るでしょう。
選挙戦の本番になって「これが最後の個人演説会ですから、今回だけはどうか来てください」とお願いをしたときに、「以前ミニ集会の誘いをいただいたときは参加できなかったから、今回は参加してみようかな」という思いを引き出すことにもつながります。
ミニ集会の開催にあたり準備するもの
ミニ集会を開催するにあたり、
- 芳名帳
- 後援会リーフレット
- 政治活動用ビラ
- 室内ポスター
- 政治活動用ポスター
を準備します。
できれば、
- 集会用の横断幕(「勝田とおる地域集会」など)
- PC、プロジェクター、スクリーン
- アンケート用紙、記入用鉛筆
も用意できるとなお良いでしょう。
ミニ集会の流れ
ここからは実際のミニ集会の流れについて説明します。
ミニ集会に参加してくれた方々が、全体を通して「よし、この人を応援しよう」と思ってくれれば大成功です。
式次第(プログラム)は、参加者の視点で考えましょう。
例えば、
- 開会のあいさつ
- 自治会長あいさつ
- 立候補予定者の演説
- 事務局からのお知らせ
- お見送り
のような流れです。
一番の目玉である「立候補予定者の演説」は、長すぎても短すぎても良くありません。
最低でも10分、長くても30分程度にまとめると良いでしょう。
最近はパソコンとプロジェクターを活用して、資料や写真を掲示しながら説明していく方も増えています。
話の内容も整理できますし、こうした最新の機器が使いこなせることも印象アップにつながりますので、スライドの活用はおすすめです。
できるだけその地域に関連する話題も盛り込みましょう。
また、質疑応答の時間もあった方が良いと思います。
もちろん厳しい質問をいただくこともあります。
けれど、そのような場を経験することであなたも鍛えられますし、真摯に質問に答える姿勢を見てもらえれば他の参加者が評価してくれることもあるでしょう。
もし答えられない質問がきたら「申し訳ありません。きちんと調べた上でご回答しますので、後で連絡先をお知らせください」と、必ずお返事をすることを伝えてその場を乗り切ってください。
ミニ集会を開催する地域の後援会員の中で、中心になって活動していただいている方がいれば、その方にも一言推薦の言葉をいただいたり、自治会などの推薦があれば自治会長にお話をいただいたりするのも良いでしょう。
現職や元職の政治家に応援の演説を依頼するのもひとつの案です。
さらに参加者に持って帰っていただく「お土産」の準備も忘れないでください。
お土産といっても寄附の禁止がありますから、食べ物や価値のあるものはNGです。
後援会リーフレットやビラ、室内ポスターなどあなたのPRグッズを、お土産として持ち帰ってもらいましょう。
集会の締めには後援会の事務局からのお願いとして、各種PRグッズの配布や掲示、後援会員の紹介をお願いします。
集会の演説を聞いて「この人を応援しても良いかな」と思った人たちに対して、具体的にお願いを伝えることが重要です。
会の終了後は、出口で参加者の皆さんを最後の一人までお見送りしましょう。
ミニ集会についてのまとめ
- 立候補予定者の話は、最低でも10分、長くても30分程度にする
- パソコンとプロジェクターを活用して、資料や写真を掲示しながら説明することで印象アップ
- 質疑応答の時間を確保する
- PRグッズ(後援会リーフレットやビラ、室内ポスターなど)を持ち帰ってもらう
- 終了後、出口で参加者の皆さんを最後の一人までお見送りする
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